魚肉ソーセージの賞味期限・消費期限・日持ち・保存方法とは
魚肉ソーセージ、お魚ソーセージ、お魚ハンバーグなど、色々な呼び名があります。
ここでは、魚肉ソーセージと統一してお知らせします。
冷蔵庫の奥に忘れていたりして、突然発見されたりします。
どれくらい日持ちするのか、賞味期限・消費期限をお知らせします。
意外な調理方法も併せてお知らせします。
魚肉ソーセージの賞味期限・消費期限
魚肉ソーセージの賞味期限/消費期限:3か月間
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賞味期限は外ラベルに記載されていることがほとんどです。
ところが、包装を開けてしまうと中のフィルムには賞味期限が書かれていません。
この状態で保存するケースは少ないでしょうが、注意が必要です。
「賞味期限」とは、「おいしく食べられる期限」です。
いつまで食べられるのかと言うと、製造後4か月~5か月くらいで味、食感に劣化を感じられるようになるそうです。
つまり、表示された賞味期限から1か月~2か月経過したころ、と言うことになります。
ちなみに、製造過程で高温高圧にて加熱殺菌してあるので、フィルムをはがせばそのまま食べることもできます。
賞味期限(=美味しく食べられる期限)と消費期限(=安全に食べらる期限)
開封後はどれくらい日持ちするのか
開封したら、できるだけ早く食べるように包装には記載されています。
この場合の「できるだけ早く」と言うのは、1週間くらいを目安にしたらいいでしょう
保存の際は、以下のような点に注意が必要です。
魚肉ソーセージの保存方法
魚肉ソーセージの保存方法について、常温・冷蔵・冷凍についてお知らせします。
常温保存
魚肉ソーセージは常温保存可能です。
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魚肉ソーセージは、店頭でも常温で陳列されています。
直射日光が当たらない、風通しのいい場所に保管しましょう。
正しい保管状態ならば、90日間(3か月間)日持ちします。
冷蔵保存
魚肉ソーセージは冷蔵保存可能です。
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魚肉ソーセージは、カットしてフィルムをはがしてしまった場合は、冷蔵保存が必要です。
切断面にラップを貼るなどして保存してください。
輪ゴムで止めるとラップが外れず便利です。
冷凍保存
魚肉ソーセージは冷凍保存には適していません。
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魚肉ソーセージは、冷凍に向いていません。
冷凍して、解凍後は、冷凍前に比べて食感や風味が損なわれる可能性があるので、おすすめできません。
魚肉ソーセージについて
魚肉ソーセージ(ぎょにくソーセージ)とは、魚肉のすり身をケーシングに入れ加熱した、ソーセージに似た加工食品です。
元々は、豚肉の代替品として開発されましたが、最近では魚肉ソーセージファンが存在します。
「フィッシュソーセージ」とも呼ばれます。
最近では、「魚ソ」、「ぎょにそ」と言う略語も存在します。
JASの規格における魚肉ソーセージ
JASの規格では、魚肉(もしくは鯨肉)の原材料の割合が50%以上のものを「魚肉ソーセージ」となっています。
15%未満は「ソーセージ」。
15%以上50%未満は「混合ソーセージ」と呼ばれ、これらは「魚肉ソーセージ」とは別のものと言う扱いです。
魚肉ソーセージの正しい切り方
魚肉ソーセージは、フィルムがあるので、そのままカットすると、フィルムの重なった部分で必ず切り損ねます。
そのため、先に必要な量をカットして、先にフィルムを外し、魚肉ソーセージだけの状態になってからカットすると円滑です。
魚肉ソーセージの焼き方
魚肉ソーセージは、カットしてフライパンで焼き目を付けると美味しく食べられると包装にも書かれています。
実際やってみると、フライパンで焼くと焦げ目がついておいしく食べられます。
別に中まで温まる必要はなく、1cm~1.5cmでカットしたら焼き目が付くころには十分温かくなっている状態です。
元々、火を入れなくても食べられるので加熱具合はあまり気にする必要はないのです。
同様に、カットして、電子レンジで加熱するだけでも十分美味しくなるのです。
電子レンジで2分程度加熱すると、うっすら表面に焦げ目がついて十分美味しく食べられます。
電子レンジ加熱と、フライパンで加熱したものを比較しても、見た目、味、共にそれほど変化はありません。
左の3個は電子レンジで加熱したもの。
右の4個はフライパンで加熱したもの。
焦げ目の具合は、フライパンで加熱しないと付きませんが、逆に言うと電子レンジなら焦げ目をつけずにきれいに仕上げることができます。
味は、ほぼ変わりません。
加熱すると味が活性化している感じはします。
それは、電子レンジ、フライパン、どちらもそれほど変わりませんでした。
マヨネーズやケチャップを付けるといよいよ見分けはつかないです。
フライパンで加熱するよりも電子レンジでチンした方が手軽に調理できるので、電離レンジチンも選択肢に入れてみたらどうでしょう?
魚肉ソーセージの色
魚肉ソーセージの色はなぜピンクなのか気になったことがないでしょうか?
そして、あのピンク色が何なのか気になりませんか?
魚肉ソーセージのメーカーさんにお尋ねしました。
魚や調味料をそのまま加熱すると薄茶色になるので、少し赤みを着け、食べる時においしく感じるようにしています。
と、のことです。
書肉ソーセージの原材料は、魚の肉、砂糖、塩、豚脂、でんぷんなどを混ぜて作ります。
魚の肉としては、「ひめじ」、「ほっけ」、「すけそうだら」、「いとより」などが使われています。
「さけ」、「まぐろ」が使われているものもあります。
ちなみに、黒い点々が入っています。
これは、「黒皮」と呼ばれる魚の内臓を包んでいる薄い膜、皮、なのです。
食べても問題はありません。
魚肉ソーセージのフィルムのオレンジ色
魚肉ソーセージはオレンジ色のフィルムで覆われています。
これはなぜオレンジ色なのか。
これは、紫外線の影響で魚肉ソーセージは茶色に変わることがあります。
紫外線をカットすることでこれを防止できます。
紫外線をカットするフィルムはオレンジ色なので、全社示し合わせたようにオレンジ色なのです。
最近では、白いフィルムや、透明のフィルムが開発されたので白や透明のフィルムの商品が出てきました。
まとめ
魚肉ソーセージの賞味期限、消費期限:90日間【常温保存】