蕎麦の賞味期限・消費期限・日持ちについて
一口に蕎麦と言っても・・・あ、一口と言ってもわんこ蕎麦的な話ではなく、「蕎麦と言えば」と言う話です。
「蕎麦」と言っても色々な種類があることをご存知ですか?
更科蕎麦や田舎そばと言うのもそうです。
そのほか、乾麺や生めんなども。
それぞれの賞味期限などを調査してみました。
最近一番驚いたのは「生そば」と書いて「きそば」と読むのですが、袋には「なまそば」と読みが生で書いてあったことです。
恐らくですが「ゆで蕎麦」に対して「生(なま)」であることを示していると思われますが、小学生の頃など間違えると鬼の首を取ったようにはやし立てられたのは何だったのでしょうか・・・
賞味期限
蕎麦の賞味期限については、そばの状態によって異なります。
「更科(さらしな)」や「田舎そば」などの種類についてはこちらをご覧ください。
生そば
手打ちの蕎麦でゆでる作業をまだしていない状態を言います。
生蕎麦の賞味期限は3時間~6時間程度と言えます。
特に手打ちの場合、どれだけ殺菌してから蕎麦を打ったとしても人の手などからも雑菌が入ります。
ちゃんとした蕎麦店ならば、お店でもその日のうちに出す分だけ蕎麦を打ちます。
夜や早朝に打つところがありますが、こちらも24時間以内には使いきってしまいます。
ちなみに、10割そばの賞味期限が、3時間~6時間程度、二八蕎麦(蕎麦粉8割、つなぎ2割)は12時間~20時間程度と言えます。
ゆで蕎麦
茹でた蕎麦の賞味期限は3日程度です。
茹でたそばの場合は、一食分ずつ小分けにして保存されます。
食べる際に温かくして食べる場合はお湯にくぐらせ、冷たくして食べる場合は水にくぐらせ食べます。
一度茹でたそばを再度ゆでると風味などが落ちたり、やわらかくなり過ぎるのでお勧めできません。
冷凍蕎麦
冷凍蕎麦とは、茹でた蕎麦を冷凍庫などで冷凍保存したものです。
賞味期限は約1か月間です。
消費期限
風味よくおいしく食べられる「賞味期限」は過ぎても蕎麦を食べることが出来ますが、消費期限はこれ以上保管しない方が良い期間です。
生蕎麦
生蕎麦の場合は、賞味期限=消費期限と言えます。
それは、製造後急激に劣化する食品だからです。
どんなに長くても当日のみ。24時間以内と言えます。
ゆで蕎麦
茹で蕎麦の場合、消費期限は3日程度。
これも賞味期限=消費期限と考えていいでしょう。
冷凍蕎麦
冷凍蕎麦は、-18度以下ならば1.5か月から3か月程度は大丈夫ですが、風味はどんどん落ちてきますのであまり保管せず早めに食べましょう。
そばは常温保存できるか
蕎麦は以下なる状態でも常温保存には向きません。
冷蔵保存の場合
上記でお知らせしているのは、いずれも冷蔵保存での期間です。
蕎麦は基本的に冷蔵保存で保管します。
保管した際、水分が多少抜け蕎麦同士がくっつくことがあるので、1食づつ小分けして冷蔵することが望ましです。
くっついた場合は、水かお湯をくぐらすことで簡単にほどけます。
冷凍保存の場合
蕎麦は冷凍保存可能です。
生蕎麦の状態でも冷凍は可能です。
1食づつ小分けして冷凍することをお勧めします。
賞味期限を過ぎたらどうなるか
賞味期限切れの場合は問題なく食べることが出来ます。
「賞味期限」と言う物はメーカーが保証するおいしく食べられる期間です。
賞味期限切れ後は風味が落ちる可能性がありますが、食べることは可能です。
ただし、保存方法は表示の正しい方法で保存されている必要があります。
消費期限を過ぎたらどうなるか
消費期限を過ぎたら蕎麦は劣化が激しくなり食べられなくなってしまいます。
以下の点を見て判断しましょう。
- 色が変わってしまっている
- やわらかくなってしまっている
- カビが生えている
- 酸っぱい臭いがする
おいしく食べるには
蕎麦をおいしく食べるための3つの要素があります。
- 挽きたて
- 打ち立て
- 茹でたて
蕎麦は実の状態から出来るだけ早く、蕎麦にして、出来るだけ保管せずに食べるのがおいしく食べるコツです。
蕎麦粉は手に入りにくいので、通販が便利ですね。
最近では本格的な蕎麦打ちセットも通販で手に入ります。
よく考えたら、いざ買おうと思ったら、どこで買ったら良いのか分からないですよね。
まとめ
蕎麦の賞味期限は、主に状態によって異なる。
ただし、生蕎麦の状態は蕎麦粉の含有率によって変わる。
蕎麦粉が多いほど賞味期限が短い。