【たまごのアレルギー】知らないと死ぬこともある「たまごアレルギー」
日常にある身近な食材「たまご」ですが、落とし穴があります。
それが「アレルギー」です。
たまごはアレルギーの原因となりえます。
アレルゲンとしてのたまごについても知っておきましょう。
たまごのアレルギー
アレルギーの原因は、人によって違います。
大きなアレルギーがある人、ほとんど気にならないような小さなアレルギーの人がいます。
赤ちゃんの時ですら「たまごのアレルギー」はあります。
逆に思春期くらいまでは「たまごアレルギー」が出やすいですが、一定以上の年齢になるとアレルギーがなくなることが多いです。
アレルギーの症状としては、軽い場合は、かゆみ程度です。
比較的多いのは、急性のじんましん・むくみ・はれ・気管支の痙攣と、色々あります。
重い場合は、「アナフィラキシーショック」と呼ばれる、血圧が下がりショック状態になる場合があります。
アナフィラキシーショックは、単独のアレルギーが発症した場合よりも、2つ、3つのアレルギーが同時に発動してしまい「アレルギー爆発」のような状態になることを言います。
食物アレルギーは、食べて何時間も経過してから発症するケースは少ないです。
アレルゲン(アレルギーの原因物質)を含む食べ物を食べた直後に、唇・舌・のどなどにかゆみが出て、腫れて赤くなったり、します。
食後数分から2時間くらい以内に腹痛、吐き気、下痢、血便などがあり得ます。
たまごアレルギーの原因
食べ物を食べた時、体にいい影響があるときは「免疫反応」と呼ばれます。
逆に体に悪い影響があるときは「抗原抗体反応」と呼ばれ、免疫・アナフィラキシー・溶血などの現象として現れます。
たまごアレルギーは、たまごを摂取した時に「抗原抗体反応」が出ることを言います。
食物アレルギーを持っている人は、、乳児が10%、3歳児が4~5%、学童期が2~3%、成人が1~2%です。(2016年の厚生労働省の調査結果による)
食物アレルギーのアナフィラキシー等による死亡者数は、1999年に調査を開始後は、年間0~6人で推移しているので、他の死因と比べると少ないと言えます。
アレルギーの原因は、摂取した異物(と身体が判断したもの)をやっつけようと、化学伝達物質(ヒスタミン、ロイコトリエン、等)が放出され、アレルギー反応が起きます。
たまごアレルギーの発症時期
たまごアレルギーは、乳児の頃が最も多く、成長につれ発症しなくなってきます。
乳幼児の時は、注意が必要で、全乳幼児の10%程度が何らかの食物アレルギーを持っています。
3歳になるころまでには、全体の4%~5%まで少なくなり、小学生になると2%~3%程度です。
乳幼児の頃は、アトピー性皮膚炎の次に多いのが食物アレルギーなので、初めて与える食材は注意が必要です。
特にアレルゲンとしてメジャーなものは注意が必要です。
特に注意すべきアレルゲンを含む食材
- たまご
- 乳製品
- 小麦
注意すべき食品の筆頭がたまごだと言えます。
その他、乳製品、小麦がありますが、これらを使た料理の時は、たまごも使うことが多いので、上記3種類は一度に与えるのではなく、1つづつ与えて、アレルギーが出ないか確認が必要です。
多くの場合、食後2時間以内には反応が出ます。
2時間を目安に判断しましょう。
アレルギーがあるとわかったら、成長するまで与えないのが得策です。
たまご、乳製品、小麦が食べられないと、離乳食だけでなく、通常の食事もかなりメニューが制限されます。
最近はネットでアレルギーの子のための離乳食レシピが多く公開されています。
そういったものを利用して安全な食事を心がけましょう。
直接ではなく、原材料で使われていてもだめですし、同じラインでこれらを含んだ食品を製造していてもだめな場合もあります。
特定アレルギー物質不使用の食品
その他のアレルゲンを含む食材
- やまいも
- そば
- ピーナッツ
- 大豆
- 魚介類
- 肉類
たまご、乳製品、小麦、以外にも上記の要は食材はアレルギーを発症することがあります。
ついでに、乳児に与えたらいけないものとして「はちみつ」があります。
はちみつは、アレルギーが原因であげてはいけないわけではありませんが、最近は知らないお母さんが多くなってきたので、念のためにお知らせしておきます。
赤ちゃんにあげてはいけない理由は、ボツリヌス菌です。