亜麻仁油の効果と賞味期限と栄養と効果
亜麻仁油の賞味期限を調べていたら、その栄養価の高さと特殊性に興味をひかれました。
よくよく調べるとすごく難しいのですが、すごくわかりやすくまとめてお知らせしたいと思います。
亜麻仁油の人気の秘密も栄養価もこれでわかります。
亜麻仁油とは
亜麻仁油とは、亜麻と呼ばれる植物の種から搾り取ることができる油のことです。
亜麻とは、このような花を咲かせます。
亜麻仁油の栄養
亜麻仁油の栄養価を調べると以下のようになっています。
いずれも100g中の量です。
カロリー:921kcal
脂肪:100g
(飽和脂肪酸:8.09g、一価不飽和脂肪酸:15.91g、多価不飽和脂肪酸:71.13g)
コレステロール:2mg
ビタミンA:1μg
ビタミンE:0.5mg
ビタミンK:11μg
カロリーが100gで921kcalってすごいですね。
油ですからね。
実は、サラダ油でもオリーブオイルでも油は100gは921kcalってご存知でしたか?
脂肪になりやすい、なりにくいと言うのは、成分によって異なるんです。
亜麻仁油の効果と人気の秘密
亜麻仁油には、ω-3脂肪酸(おめがすりーしぼうさん)が有名です。
簡単に言うと、EPAやDHAの材料なんです。
EPAやDHAは人間が体の中で作り出すことはできません。
EPAは血液をサラサラにします。
DHAは頭の回転をよくすると言われています。
アルツハイマーの予防や改善にも効くと言う実験結果もあります。
だから、EPAやDHAを含んだサプリメントなどが多く発売されています。
こんなやつです。
昔から肝油(かんゆ)が良いと言われているのも、EPA、DHAなどが含まれているからです。
EPA、DHAは体内で作り出せないのですが、材料があると作り出せると言います。
EPA、DHAを直接摂取するのも一つの考えですが、その材料であるω-3(オメガ3)を摂取しようと言う考えです。
だから人気なんですね。
1日に摂取したら良い適量
亜麻仁油は、食品です。
だから、薬のように摂取するべき量の定めはないようです。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年度版(平成27年度から平成31年度の5年間使用されるの基準)」をみると、n-3系脂肪酸の摂取目標量は成人1日あたり1.6g~2.4gとされています。
小さじ1杯(約4.6g)にn-3(オメガ3)系脂肪酸のα-リノレン酸が約2.6g含まれています。
そう考えると、1日に小さじ1杯程度摂ればいいと言うことになります。
それよりたくさん摂取しても問題はありませんが、何事も摂りすぎは禁物です。
常識の範囲内で摂るようにしましょう。
亜麻仁油の保管方法
亜麻仁油は色々と弱点があり、かなり微妙なものです。
×光に弱い(紫外線)
×熱、温度に弱い(50度を超えると酸化してしまう)
そのため、保管は冷暗所が適しています。
常温でも保存はできますが、冷蔵庫での保管がより良いと言えます。
酸化するとトランス脂肪酸に変わってしまいます。
トランス脂肪酸は、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ心臓疾患のリスクを高めると言われていますので、わざわざ取りたくないところです。
亜麻仁油の注意点
亜麻仁油は、正しく摂れば身体によさそうですが、注意しないといけないこともあります。
それは、「酸化」です。
上記でお知らせしたように、熱や光で酸化してしまいます。
酸化すると、独特の臭いが出てくると言う方もおられ、摂りにくくなってしまいます。
元々、亜麻仁油は少しだけ味と臭いがあります。
酸化することでさらにさらに飲みにくくなってしまいます。
良い亜麻仁油の搾油方法・精製方法
低温圧搾(コールドプレス)と呼ばれる熱を加えない方法で搾られています。
また、大豆油やなたね油で使用されるヘキサンを使用していません。
ヘキサンは、ガソリンに多く含まれていて、ベンジンの主成分でもある油です。
亜麻仁油は、健康的な方法で搾られていることが多いです。
コールドプレスの物を購入するようにしてください。
亜麻仁油の味
クセは少なめなので、そのまま摂ることもできます。
ポン酢しょうゆなどと混ぜてドレッシングにして、サラダを食べるときに使ったり、亜麻仁油だけをスープの表面に浮かべたりすることで食べられます。
天ぷらなど長時間加熱の調理方法は避けてください。
炒め物は加熱時間が短い調理方法ならば、それほど多く酸化しないと言われています。
亜麻仁油の臭い
酸化していない亜麻仁油は、比較的クセがありません。
時間経過や光、温度で酸化してくると油臭い臭いがしてきます。
亜麻仁油は、正しい知識を身に着けて、おいしく健康に摂りましょう。
保存管理に自信がない場合は、サプリメントなどで摂取するといいかもしれません。