小麦粉のの賞味期限・消費期限・日持ちについて
いつもの物か分かりにくい上に、いつ開封したか分かりにくいのが小麦粉です。
賞味期限が切れる、切れないの他に、小麦粉には注意しないといけないことがありました。
こちらのページでお知らせしています。
小麦粉の賞味期限
小麦粉の賞味期限は、以下です。
いずれも未開封の状態でのお話です。
強力粉:6か月
薄力粉:1年間
中力粉:1年間
一口に「小麦粉」と言っても、大きく分けて、「強力粉」、「薄力粉」、「中力粉」の3種類があります。
賞味期限が微妙に違うんです。
その違いは、保有グルテン量と言われています。
グルテンとは、小麦粉中のたんぱく質のことです。
劣化はこのタンパク質であるグルテンが早いです。
そのため、グルテンの含有量が多い強力粉は賞味期限が短く6か月間となっています。
薄力粉、中力粉は、グルテン量が少ないため、若干賞味期限が長く1年間となっています。
ちなみに、「賞味期限」はおいしく食べられる期間なので、切れても問題なく食べられる可能性が高いです。
開封した小麦粉はどれくらい日持ちするの?(消費期限)
小麦粉の賞味期限は分かりました。
とは言え、小麦粉は開封後一度に全部使うケースは少ないです。
では、開封後どれくらい日持ちするのでしょうか?
一般的には「開封後は出来るだけ早く使い切ってください」とあります。
その「出来るだけ早く」とはどれくらいの期間なのか、追いかけてみました。
多くのメーカーに問い合わせると、「約1か月間」とのことです。
各社、保存温度や保存場所の条件が付きました。
いい保存方法は以下をご覧ください。
開封後の小麦粉の保存方法
それでは、開封後の小麦粉の正しい保存方法と、正しい保存をしないとどうなってしまうか、をお知らせします。
一般的な主婦がやりがちな、「冷蔵庫に保存」はNGです。
冷蔵庫内は、意外に水分が多いのです。
小麦粉がその水分を吸ってしまい、固まってしまうことがあります。
また、水分があることでカビの発生源となってしまうことがあります。
さらに、冷蔵庫内の色々なにおいを、小麦粉が吸い取ってしまうと言う現象が起きます。
その後、その小麦粉で料理をすると・・・当然おいしくありません。
冷蔵庫で保管する場合は、タッパーの様な密閉容器に入れて保管するといいでしょう。
適した保存方法でないと小麦粉はダニの温床に
小麦粉は、どんなに口に封をしても、ダニが大発生・・・と言う可能性があるのです。
ダニが発生する条件は以下の3つです。
- ダニのエサがあること
- 暗い場所であること
- 快適温度でじめじめしていること
まず、ダニは小麦粉に含まれるグルテン(たんぱく質)が大好きです。
小麦粉は袋に入っているので、暗い状態です。
快適温度は人間の快適温度よりも少し高温の、25度~30度で湿度60%~80%くらいが最も好きな条件です。
小麦粉を常温で置いておくとしたら、すべての条件がいきなりそろってしまいます。
少なくとも折り返している部分には、ダニが発生していて、開けた時に自分でダニを小麦粉の中に入れてしまう・・・と言う悲劇も起こりえます。