【ハンバーグの冷凍保存】自分で作った冷凍ハンバーグはお弁当に入れて自然解凍したら危険
お弁当に入れるハンバーグって大事ですよね。
事前に作り置きして、冷凍庫に入れるだけで凍るので、冷凍食品を買うまでもありません。
ところが、たったそれだけで食中毒になってしまう可能性があるのです。
詳しくお知らせします。
ハンバーグの冷凍食品
冷凍食品のハンバーグは、スーパーでも安く売られています。
このお店では、238円(税別)で売られていました。
消費税を考えても、1個40円ほどです。
冷凍されたものは、こんな感じです。
電子レンジでチンしても、すぐに食べられるのですが、お弁当に入れる際は「自然解凍」と言う手もあります。
つまり、朝のうちに凍ったままのハンバーグをお弁当に入れておけば、お昼には食べごろになっていると言うわけです。
自然解凍に必要な時間は、2時間30分となっています。(室温が約20℃の場合)
もちろん、電子レンジでチンしても食べられます。
3個チンするには、500Wで1分くらい。
ならば、6個まとめてチンする場合は、2分と言うことでしょう。
出来上がりは、かなり良くて、大人が食べても美味しいものです。
食べてみると・・・
かなり美味しいです!
中央のマヨネーズも利いていますし、タレは焼肉のタレらしいです。
楽天市場でも売られています。
家庭でも冷凍ハンバーグは作れるのか
一度(焼くところまで)調理したハンバーグを冷凍すれば、冷凍ハンバーグはできます。
しかし、それを自然解凍で食べるのは危険です。
冷凍食品の冷凍ハンバーグと、家庭で作った冷凍ハンバーグの違いは何なのか、お知らせします。
家庭で作った冷凍ハンバーグはお弁当に入れて、自然解凍した場合、菌が大増殖する可能性があります。
それを食べるので、当然食中毒の危険性があります。
温度の問題による危険
自然解凍したらダメな理由の1つ目は、温度の問題です。
ハンバーグは冷凍された状態では、-18℃です。
食べごろになるころには、常温の20℃~25℃になっているでしょう。
菌が繁殖するのは、10度以上。
もっとも繁殖しやすい温度は35℃くらい。
冷凍ハンバーグが、溶ける過程で菌が繁殖しやすい温度になるのです。
ハンバーグを作る上で、人の手に触れないと言うことは不可能です。
家庭でハンバーグを作る際に注意したとしても、ひき肉の製造過程まで含めると人の手を触れないと言うのは、かなり難しいことです。
加熱の際、75℃以上で1分以上加熱することで多くの菌は死にますが、その状態を維持するのは家庭では困難です。
水分の問題による危険
ハンバーグの味付けとして、タレやソースを使うと思います。
お弁当に水分を入れてはいけないのは、既にご存知でしょう。
その理由は、菌は水分を好み、増殖していくからです。
タレやソースの水分を餌にして、菌が繁殖すので菌は爆発的に増える可能性があるのです。
これら2つの悪条件のため、家庭で作ったハンバーグは、お弁当に入れて自然解凍してはいけないのです。
なぜ、冷凍食品のハンバーグは自然解凍でOKなのか
家庭で作った冷凍ハンバーグは、自然解凍してはいけないと分かりました。
なぜ、市販の冷凍食品はOKなのでしょうか?
それは、工場で人の手に触れないで作られるので、極めて菌の少ない状態で製造されます。
家庭の環境と比べたら、ほとんどゼロと言ってもいいでしょう。
自然解凍による温度上昇で菌が繁殖しにくいのです。
だから、冷凍食品のハンバーグでも、お弁当に盛り付ける際には、手で触ってはいけません。
手の菌がハンバーグに移ってしまうからです。
正しく理解して、食中毒にならないように注意してください。