ありふれた食材「りんご」ですが、意外に知らないことが多いってご存知でしたか?
例えば、りんごの「蜜」。
あれは実は・・・
りんごの蜜。
「蜜入りりんごは甘い」と言われていますが、あの蜜の部分が甘い訳ではありません。
過剰に甘みが実まで行き渡っているものが、過剰に実に詰まっているので蜜ができているのです。
つまり、蜜の部分だけが甘いのではなく、りんご全体が甘いのです。
りんごの表面が少し油っぽく、ぬるぬるしていることがあります。
ベトつくことがありますが、これはワックスや防カビ、防虫などの薬剤ではありません。
それは、りんごそのものから生成されるものです。
りんごは熟してくるとリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が沢山作られます。
これとりんごの皮に含まれる成分によって天然のワックス状の膜が作られます。
これはリンゴの中の水分などをしっかりと外に逃がさないようにする働きがあるのです。
「天然なワックス」が付いているので、少し布で磨くとピッカピカに光ります。
大きすぎず、小さすぎず中くらいの大きさで重みがあるもの。
しっかりと赤い色のもの。
お尻の部分は黄色いものが甘みがある。
実にハリと艶があるもの。
つるのピンと張ったものが新鮮で、しなびたものはりんご自体が古くなっています。
りんごはエチレンガスを多く発する食材です。
エチレンガスは「成長促進ガス」です。
りんごの近くに密閉して他の食材を置いておくと、成長を促進させます。
未熟な果実を熟させる効果がある一方で、熟したものは劣化を早めます。
そのため、冷蔵庫など密閉して保管する場合は、袋などガスを通さないものに入れて保管しましょう。
切ったりんごはすぐに色が変わってしまいます。
そのため、りんごは食塩水につけると色の変化を防げます。
濃すぎる食塩水につけた場合は、りんごを食べるときにしょっぱく感じてしまいます。
1リットルに対して塩ひとつまみ程度の水につけることで変色は防げます。
りんごの旬は8月~4月です。
色々な種類があり、旬が移って行きます。
「一日一個のりんごは医者いらず」「りんごが赤くなると医者が青くなる」という諺があります。
りんごは果物の中でも特に健康に関して優れた効能を秘めています。
りんご1個当たり、およそ138Kcalです。
ビタミン・ミネラル全般はバランスよく含まれています。
このようにいい効果があります。
りんごの賞味期限は2週間~1か月くらいです。
りんごは、生鮮食料品なので、本来は「賞味期限」ではありませんが、りんごをおいしく食べることができる期間としてお知らせしています。
切ったりんごは1日~2日程度で食べきりましょう。
りんごのカットには、色々な方法があります。
もっとも簡単な方法の一つが、「専用カッター」です。
その名は「アップルカッター」。
芯だけを残して実の部分を切り離すことができます。
りんごは加工品ではないので、本来「消費期限」もありません。
食べられる期間は収穫から約1か月くらいです。
収穫から店頭に並ぶまでの期間は環境によってバラバラです。
「購入から○日」という考え方ではなく、消費者が見て食べられるかどうか判断します。
りんごは常温保存可能です。
むしろ、冷蔵庫で保存してしまうとエチレンガスを発してしまいます。
常温保存の方が適していると言えます。
りんごは冷蔵保存可能です。
保存の際には、エチレンガスを通さない袋に入れ、保管する必要があります。
りんごは冷凍保存可能ですが、お勧めしません。
りんごはいったん冷凍してしまうと、シャキシャキした食感が失われ、しなしなになってしまいます。
食べ方を考えれば、冷凍可能と言えます。
例えば、りんごパイ。
りんごパイは、食感よりも甘みを重視します。
りんごは生鮮食料品のため、流通過程にかかる時間によって家庭で保管できる期間が変わります。
また、「賞味期限」と言うのは、加工品に表示が義務付けられたもので、生鮮食料品には「賞味期限」「消費期限」がありません。
消費者が見て、まだ食べられる、もう食べられない、食べごろなどを判断します。
りんごは消費期限が切れると以下のようになってきます。
りんごをおいしく食べるには、まず新鮮なものを選びましょう。
あとは、りんごは種類によって味や甘み、食感が違います。
色々試して自分の好みのものを探すのもいいでしょう。
りんごの賞味期限は2週間~1か月くらい
切ったりんごは1日~2日程度
冷蔵庫で保管する場合は、エチレンガスが出ないように袋に入れる必要があります。