赤飯の賞味期限・消費期限・日持ちについて
赤飯は普通のご飯と比べて日持ちするのか?
賞味期限について調査しました。
赤飯とおこわの違い
まず、「赤飯」と「おこわ」は同じものなのか、別の物なのか?
調べてみると、明治頃までと、その後では定義自体が変わったようです。
明治頃
おこわ・・・もち米をむしだけのもの
赤飯・・・小豆などを混ぜてもち米を炊いたもの
その違いは、「小豆などが入っているか」だったわけです。
その後は、
赤飯・・・小豆などを混ぜてもち米を炊いたもの。おこわ。
となったわけです。
現在では、「赤飯」も「おこわ」も同じものなのです。
赤飯の賞味期限
赤飯の賞味期限:1日
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調理日当日が賞味期限(おいしく食べられる期間)と言えます。
温かいうちに食べるのが一番おいしいころだと言えます。
本来の意味の「賞味期限」とは違うことを付け加えておきます。
あわせて読みたい情報(それぞれ別窓で開きます)
⇒ 賞味期限とは
⇒ 消費期限とは
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赤飯の消費期限
赤飯の消費期限:2日
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賞味期限(=おいしい期限)は、調理当日の赤飯が冷めるまでと言えますが、消費期限(=ここまでは食べらる期限)は翌日くらいが目安です。
ご飯は、蒸すことで、でんぷんがアルファ化しておいしくなった状態なのですが、冷めるとまた元に戻ってしまいます。
引き出物などで赤飯をもらうことがありますが、注意すべきは「いつ食べるか」です。
結婚式などに参加した日は、お腹いっぱいで食べられないので、翌日に食べたいところですが、当日に食べた方が良い・・・と言うジレンマが起きます。
以下の「保存方法」をご覧になり、賢く保存して、おいしく食べてください。
赤飯は常温保存できるか
赤飯は常温保存可能です。
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赤飯は、常温での保存が可能です。
ただし、常温保存の場合あまり日持ちしません。
赤飯は冷蔵保存できるか
赤飯は冷蔵保存可能ですが、向きません。
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赤飯は、冷蔵保存がお手軽ですが、保存方法には向きません。
もち米もごはんも冷めると急激においしくなくなります。
保存方法として冷蔵保存はあまり良いとは言えません。
冷蔵するくらいならば、冷凍してしまいましょう。
赤飯は冷凍保存できるか
赤飯は冷凍保存可能です。
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赤飯は冷凍可能です。
ただし、冷凍と解凍を繰り返すのはよくありません。
1食づつ小分けして、ラップに包むか、ジップロックなどに入れて冷凍すると便利です。
赤飯が腐っているかの判断
赤飯が腐っているかの判断として以下の3つのポイントがあります。
臭い
酸っぱいにおいがしてきます。
味
酸っぱく感じるようになってきます。
見た目
温めた状態で、もち米が1粒1粒バラバラになる状態の場合、既に悪くなっている可能性が高いです。
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賞味期限切れ後は風味が落ちる可能性がありますが、食べることは可能です。
ただし、保存方法は表示の正しい方法で保存されている必要があります。
消費期限切れ後は食べない方が無難です。
赤飯をおいしく食べる方法
赤飯をおいしく食べるには、少量の塩とゴマをフルとアクセントになっておいしく食べられます。
好みで醤油を少し垂らしてもおいしくたべられるでしょう。
地域によって赤飯の食べ方は色々です。
以下の情報を参考に、自分の家の赤飯の一番おいしい食べ方を研究しても面白いでしょう。
北海道・・・赤飯に甘納豆を使用。
青森県・・・赤飯の食べ方の一つとして、南部せんべいに甘くした赤飯を挟んだ「こびりっこ」という郷土料理があります。
秋田県・・・秋田県南部では、大量の上白糖を入れて甘い赤飯を作る。
新潟県・・・醤油味の赤飯を食べます。
千葉県・・・千葉県の一部地域では、赤飯に落花生が入れられる。
長野県・・・赤飯に花豆を使用。
福井県・・・一部地域で、里芋のころ煮ともち米、小豆を一緒に蒸した「里芋の赤飯」が食べられている。
徳島県・・・「ゴマ砂糖」をかけて食べる地域がある。
また、徳島にはまんじゅうの餡が赤飯になった赤飯饅頭がある。
まとめ
赤飯の賞味期限:1日(おいしく食べらる期間として)
赤飯の消費期限:2日
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昔から食べられていた赤飯なので、地域ごとに色々な食べ方があります。
色々試して、自分の家の味を作り上げても面白いです。