【揚げ物の冷凍保存】「揚げてから冷凍」か「冷凍してから揚げるか」はどちらがおいしいのか!?
揚げ物は美味しいし、人気のメニューです。
唐揚げや天ぷらなど、美味しい揚げ物を挙げたらキリがありません。
ランチ、お弁当、夕食、晩酌と利用範囲は広いです。
その揚げ物がいつでも食べられるための、冷凍保存についてお知らせします。
「揚げてから冷凍」か「冷凍してから揚げるか」問題
揚げ物(唐揚げ、天ぷら、コロッケなど)は、保存するとき、事前に揚げて食べられる状態にしてから冷凍するのか、衣をつけた状態で後は揚げるだけにしてから冷凍するのか、どちらがおいしいのか、と言う問題があります。
実は、どちらにも良い所があって、どちらも弱点があります。
それらを知った上で、あなたはどちらを選ぶのか決めてください。
事前に揚げてから冷凍する方法
事前に揚げてから冷凍する方法は、夕ご飯などで作るだけ作って、食べたいだけ食べて、残ったものを冷凍することができます。
食べたいだけ食べられると言うのは、満足感が大きいです。
スーパーのお惣菜の揚げ物なども、あげた状態で売られているので、食べなかったものを冷凍するのもこのパターンだと言えます。
スーパーのお惣菜も揚げ物が多いので、実に便利です。
一方で、油で揚げるため、冷凍した時も冷凍物に油を多量に含んでいます。
冷凍焼けの原因になるのです。
要するに、味が抜けやすい。
解凍した時に、美味しさが損なわれるのです。
また、普通に解凍しただけでは、衣がべちゃッとして、食感も損なわれます。
味も落ちて、食感も落ちる・・・この方法は冷凍に向いていないように感じます。
ところが、解凍のコツを知れば、美味しく解凍することができるのです。
揚げ物の上手な解凍方法
まずは、電子レンジで解凍します。
電子レンジは、解凍物の中心から加熱していきます。
完全に温まってしまうまでは過熱しなくてOKです。
その後、衣の表面に霧吹きで水をかけます。
その上で、トースターに入れて加熱します。
水分が蒸発するときに、べちゃべちゃになりかけた衣をカラッとさせる効果があるのです。
冷凍して味が落ちる揚げ物を、表面カリっと、中はアツアツで食べることができるのです。
衣を付けて、揚げるだけにしてから冷凍する
揚げ物を作る過程で、衣を付けて、揚げるだけにした状態であげる方法です。
通信販売などで、揚げ物も買うとこのパターンが多いです。
その最大の理由は「美味しいから」です。
やっぱり、揚げ物は、揚げたてのアツアツが美味しいのです。
美味しく揚げる方法もあります。
揚げるときには、解凍してから揚げるのではなく、冷凍した状態のまま油に投入します。
その方が、衣が外れにくくて仕上がりもきれいです。
先に解凍してしまうと、ベチャベチャになってしまうので、揚げたての良さを損ないます。
やっぱり、揚げたてをザクザク切ることも、揚げ物のおいしさの一つ。
いわゆる「しずる感」だと言えます。
衣も揚げたてで、ザクザクです。
この歯ごたえは、揚げたてだからこそ。
冷凍保存できる期間
冷凍保存できる期間は、約1か月間くらいとお考え下さい。
どちらも、更に長く冷凍保存することはできますが、冷凍焼けして味が抜けてきます。(=美味しくなくなってきます)
先に油で揚げてから冷凍する方法の方が、味の劣化はしやすいです。
スーパーのお惣菜の場合、揚げた状態でしばらく陳列されています。
家庭の冷凍庫に入れるまでの時間、酸化してしまっています。
つまり、味が落ち続けているんです。
味が落ちた状態の物を、冷凍しても、冷凍前よりもおいしくなることはありません。
揚げたての物を冷凍する場合は、粗熱を取った状態で、小分けにして、冷凍することをお勧めします。
小分けは、ラップかフリーザーバッグが良いですが、出来るだけ平たくして、凍りやすい状態にしてから冷凍した方が、美味しく冷凍できます。