【栗きんとんの旬】栗きんとんの製造開始時期と2種類の栗きんとんの違い

2021年10月24日

栗きんとんと言えば、お正月のお節料理と言うイメージが強いのですが、生産開始時期はいつなのでしょうか?

実は、栗の旬である秋であることがほとんどです。

秋から新年までの栗きんとんの動きと、そもそも知っておきたい2種類の栗きんとんの違いについてお知らせします。

 

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2種類の栗きんとんとその違い

世の中には「栗きんとん」と一言で言ってしまっていますが、実は2種類の栗きんとんがあります。

しかも、それぞれはほとんど違うものです。

その2種類の栗きんとんについてお知らせします。

 

まずは、よくお節料理で見かける「栗きんとん」について。

メジャーな栗きんとん

よく見かける栗きんとんは、こんな見た目です。

メジャーな栗きんとん

実はこちらは、栗きんとんと言いながら、サツマイモで作った餡に栗の甘露煮をまぜた金色の甘みの強い料理です。

半分以上がサツマイモなので、実は「芋きんとん」と言ってもよさそうです。

これは、お節料理ように開発された料理のようです。

お節料理と栗きんとん

 

栗きんとんの賞味期限は、砂糖が18%以上の場合、その糖度から劣化が少なく表示されている賞味期限に関係なく長期保存が可能です。

ただし、保存の際の温度などは関係があります。

[icon image="arrow2-r"] 栗きんとんの賞味期限・消費期限・日持ちについて

 

 

もう一つの栗きんとん

もう一つのくりきんとんはこんな見た目です。

もう一つの栗きんとん

栗きんとん(栗金飩)は、栗を使った和菓子です。

栗茶巾(くりちゃきん)とも呼ばれています。

京都では栗茶巾(くりちゃきん)と呼んでいますが、岐阜県の美濃東部では栗金飩(くりきんとん)と呼んでいるのです。中津川市などが発祥と言っています。

 

こちらは、栗100%で味付けに砂糖が使われています。

主に、栗の収穫が始まる9月1日から翌年1月頃までに製造し販売されます。

通年で販売する業者もいます。

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毎年ニュースなどで取り上げられる、岐阜県中津川市の老舗和菓子店「川上屋」では、2017年は9月26日から栗きんとんづくりが始められました。

例年は9月20日ごろから作り始めると言います。

初日は5000個を作ったと言います。

月内は中津川内で販売され、9月からは名古屋や東京の百貨店などに並ぶと言います。

ただし、岐阜県内ではあまり栗が採れないので、九州、主に熊本から仕入れています。

一部の県内にこだわる業者もいるようです。


2017年、岐阜県中津川市の老舗和菓子店「川上屋」では、熊本産の早生(わせ)の生栗を600kgが入荷した。

この仕入れた栗を、蒸して裏ごしし、砂糖を混ぜてます。

あとは、職人たちが昔ながらの手作業で茶巾絞りして仕上げます。

ピーク時には一日6万個を作ると言います。

600kgで5000個作ることができることから、1日に7トン以上仕入れる計算になります。

 

 

[icon image="arrow2-r"] 和菓子の賞味期限・消費期限・日持ちについて

 

前者の栗きんとんが料理なのですが、後者の栗きんとんは和菓子です。

 

 

まとめ

栗きんとんには2種類あって、1つ目はお節料理でつかわれる栗きんとん。

こちらも栗を収穫したころに栗きんとんづくりが始まりますが、お節料理の頃まで冷凍保存しています。

1年中販売している会社が多いです。

 

もう一つの栗きんとんは、和菓子です。

見た目は前者と全く違います。

 

栗の旬である、9月20日ごろから栗きんとん作りがスタートします。

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