鰹節(かつおぶし)の賞味期限・消費期限・日持ちについて
鰹節(かつおぶし)とは、その名の通り魚の鰹(かつお)を乾燥させて作る食品です。
市販の物だと小さなパックと大きな袋とありますが、それぞれの使い道、どちらが有利かお知らせします。
鰹節(かつおぶし)について
鰹節は、世界で最も固い食品としてギネスブックにも載っている食品です。
固まりのことを「本枯節(ほんかれぶし)」と言います。
カンナに似た(カンナと言っても良い)器具で薄く削ったものを「削り節(けずりぶし)」と呼びます。
鰹節は、表面にカビがコーティングされていて茶色くなっています。(粉を吹いている状態)
鰹節を折ると、鰹の身が見えるので改めて鰹なのだと実感します。
削り節を削る器具は、カンナの刃を上に向けたような器具です。
引き出しが付いていて、開けると削れた削り節が出てくるようになっています。
カンナで言うところの「削りカス」が、鰹節で言えば「削り節」と言う訳です。
鰹節(かつおぶし)の賞味期限
鰹節(かつおぶし)の賞味期限:6か月間
本枯節の賞味期限:なし
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大きな袋の鰹節は、賞味期限6か月くらいです。
小分けの鰹節パックも賞味期限は6か月くらいです。
大きなパックと小分けパックと内容はそれほど変わりません。
小分けパックの方が、削り節が小さめなことはあります。
大きな袋と小分けパックの使い分けは、「開けてからどのくらいで使い切れるか」です。
どちらの袋も、開けたらできるだけ早く使い切ります。
小分けはその時使い切ります。
お好み焼きやたこ焼き、サラダなどにかけるのに使います。
大きな袋の方は、乾燥材が入っていると思いますが、1か月以内くらいを目安に使い切りましょう。
だし取りなど、使用量が多いときに選びましょう。
開封後が一番風味が良いので、用途によって使い分けましょう。
本枯節の鰹節は、賞味期限がありません。
本枯節は、製造するのに3年かかるものもあります。
どの時点で完成かも判断が難しく、水分がほとんどない事から劣化もほとんどありません。
カビは、元々表面に有効なカビが付着しています。
湿気と直射日光を避けて保存するといつまでも日持ちします。
会社や工場によっては、便宜的に賞味期限を1年とか3年としているところもあります。
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鰹節(かつおぶし)の消費期限
鰹節(かつおぶし)の消費期限:2日~3日間
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本来の「消費期限」とは、製造から寿命までが5日以内の食品に使われる表示です。
この場合は、「開封してからどれくらい持つか」だと思ってください。
開封後はできるだけ早く使い切るのがベターです。
大きな袋の場合は、1度で使い切れる可能性は低いので、乾燥材を入れたまま湿気に注意しながら保管します。
長くても1か月くらいを目安に使い切るようにしましょう。
鰹節(かつおぶし)は常温保存できるか
鰹節(かつおぶし)は常温保存可能です。
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鰹節は常温保存可能です。
湿気に注意しながら保管します。
直射日光にも注意が必要です。
冷暗所に保管しましょう。
鰹節(かつおぶし)の冷蔵保存の場合
鰹節(かつおぶし)は冷蔵保存可能です。
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鰹節のパックは大きい袋も、小さいパックの方も、包装に際、一旦空気を抜き窒素ガスを充てんしてます。
酸素に触れないので酸化がおさえられ、日持ちするのです。
使い切れないときは、できるだけ酸素を遮断するようにします(酸化が進まないよう)。
袋の口をしっかりと縛るなど密閉状態にした上で、青カビ等の発生を防ぐため、冷蔵庫での保管します。
鰹節(かつおぶし)の冷凍保存の場合
鰹節(かつおぶし)は冷凍保存可能です。
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使いかけた鰹節は、口をしっかり絞って、冷凍庫での保管でも構わないのですが、注意が必要です。
冷凍庫から出したのちに放置すると、結露が発生し削り節に水分が付いて、かえって保存性が落ちてしまいます。
頻繁に出し入れするような場合は、十分に注意が必要です。
鰹節(かつおぶし)をおいしく食べる方法
鰹節を美味しく食べる方法としては、乾燥している物を使う必要があります。
開封してすぐのパックの場合は、そのまま使ったの構わないのですが、開封してから少し時間が経過している物は、電子レンジで30秒程度加熱することで水分を飛ばすことができます。
早くだしを取る方法
早いだしの取り方として、水に鰹節を入れ、電子レンジでチンします。
これにより、早く濃いだしがでます。
だしはブレンドする時代
かつおだし、こんぶだしなど、だしにはいろいろな種類があります。
最近では、複数種類の出汁を組み合わせるのが主流です。
家庭では出すことが難しい美味しいだしをパックで買うと言う選択肢もあります。
まとめ
鰹節(かつおぶし)の賞味期限、賞味期限:6か月
鰹節(かつおぶし)の賞味期限、消費期限:1か月
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