【セブンイレブンの消費期限変更】最大6時間一斉延長!そんなことは可能なのか!?
2019年9月5日セブンイレブンは、おにぎりや弁当、パンなどの消費期限を全国で一斉に延長しました。
これは、どういうことなのか!?
消費者にとって良い話なのか!?悪い話なのか!?
詳しくお知らせします。
セブンイレブンの消費期限変更
セブンイレブンが「消費期限」なので、おにぎりやお弁当、パンなど、製造から寿命までの時間が5日間くらいの食品についてです。
この消費期限を最大6時間延長しました。
元々、パンなど消費期限は約1日となっていました。
そこに、6時間のびても1/4日延びてもそんなに影響がないような気がします。
以下の2つの目的があるそうです。
- 店舗の負担軽減
- 食品ロス削減
店舗の負担軽減
お店では、消費期限を迎える商品を棚から取り除きます。
レジでは、消費期限が近いものはバーコードリーダーでエラーが出て販売することができなくなっているほどです。
消費期限が延長できれば、商品入れ替えの手間が減るのです。
元々、消費期限内に商品が売れてしまえば入れ替えの手間などありません。
しかし、どうしても売れ残るもの。
どれが消費期限が近い商品なのか、チェックするだけでも面倒な作業なのです。
食品ロス削減
消費期限を迎えた商品は、お店では売られません。
引き上げて、家畜などの餌として再利用されると言う話もあります。
ただ、色々な商品がある中で、一つ一つ包装を開いて・・・と言うのは考えにくいです。
ほとんどが捨てられると言うのが現実的だろう。
技術的に消費期限延長は可能なのか
消費期限の延長は、技術的に可能なのでしょうか。
セブンイレブンの店舗オーナーも消費期限の根拠が不明だと不安を抱いている人もいるようです。
消費期限と言うのは、食品的に食べられなくなる時を基準とした期間です。
※マージンを取っているので、表示期間を1秒でも過ぎたら食べられないわけではありません。
多くの場合、「菌の量」で判断していると言っていいでしょう。
全ての食品において、完全に菌を取り除いてしまうことは不可能です。
どんなに清潔な工場を作ってもです。
人間が作業すると、必ず菌を持ち込みます。
どんなに手を洗っても、顔を洗っても、必ず持ち込みます。
機械化が進むと、この問題は軽減されます。
自動化の進んだ工場で、クリーンルームを展開して食品を製造することで食品内、包装内の菌の量は減ります。
それにより、消費期限がのびると言うのは十分あり得る話です。
急に機械化や、クリーンルーム化はできませんので、これまでも既にかなりきれいな状態だったと考えれます。
今回の話は、単に「消費期限の見直し」だったと考えられます。
他の例は存在するのか
1商品ごとに消費期限を改めることは、たくさん例があります。
これほどたくさんの商品について、消費期限を一斉変更した例はあったのでしょうか?
「消費期限」ではありませんが、「消費期限」を変えた例があります。
震災の影響により、2014年からカップメンの賞味期限を製造日より6カ月(従来は5カ月)、袋麺を製造日より8カ月(従来は6カ月)に変更した例があります。
これは、2013年の東日本大震災の時、救援物資として集まったカップメンや袋麺が賞味期限切れとなったとき、消費期限と勘違いされ、たくさん捨てられたことによります。
賞味期限を変えた会社は、日清、東洋水産、サンヨー食品、エースコック、明星食品、まるか食品など大手メーカーが一斉に変更しましました。
消費者にとって良い話?悪い話?
食品ロスが減ると、その分製造コストが下がります。
企業の利益が上がります。
そうすることで、消費者に還元されるので、物値段が下がったり、下がるまでは行かないまでも、値上げまでの期間が延びたりします。
消費者にとって嬉しいことではないでしょうか。
食品ロスが減ると言うことは、無駄が減ると言うことで、良いことだと思います。